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【リノベーション】まるで旅館暮らし。築100年の古民家リノベーションプロジェクト
岡山市S様邸
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▶築80年以上経っている古民家を、ご夫婦の理想のかたちへとリノベーションするプロジェクト。瓦や窓周りの木部など、趣ある部分を大切にしながらこれから永く暮らしていけるようバランス良く手を入れていきます。
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▶陽だまりのリーディングヌックがある玄関ホール。雰囲気たっぷりの建具は古いものをそのまま調整して使っています。古さと新しい部分の調和をテーマとしたこだわりが随所に光っています。
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▶飾り付けても良し。ひなたぼっこしても良しな温もり感のあるヌックスペース。ちょっとした工夫とつくり込みでずいぶんと暮らしのひとときが豊かになります。
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▶ダイニングとホールを仕切る建具も元々のものを活かしています。隙間のあるデザインはそのままに。暖房効率を考慮して、アクリル板を用いて建具越しの通気はカットするように施しています。
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▶S様と一緒に選んだアンティークのテーブルセットが雰囲気良く馴染むダイニング空間。こちらも元々あった欄間と新しい天井の板張りが、まるで今までもそうであったかのように違和感なくマッチしています。陶器のペンダントライトのコードはあえてゆとりを持たせることでインテリアに自然に馴染むような演出を施しています。
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▶木とステンレス、モールテックスを組み合わせて造ったオリジナルキッチン。防水、防汚性能に優れた最新の素材を用いながらも、古民家のヴィンテージ感にマッチするようコーディネートしています。最新の素材と古いものをセンス良く調和させるには絶妙なバランス感が肝となってきます。
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▶飴色ガラスの照明からこもれる灯りが、モールテックスの陰影を雰囲気良く照らし出します。
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▶キッチン奥には窓際のカウンタースペースを。新しくつくった空間なのに、まるで長年そこにあったかのような風合いを醸しています。樹種と塗装、表面の仕上げなど…棚板一枚でもこだわって仕上げることでこんなにも素敵な空間に仕上がります。
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▶こちらはお手洗いにつながる扉。歴史を感じさせるやさしい風合いは、骨董品のように見るものを愉しませてくれます。
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▶お手洗いは、小さなステンレスボウルと濃紺のタイルでシンプルに仕上げました。
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▶まるでおばあちゃんちのような心地よい陽だまりのある縁側。広々とした和室も天井や壁面の仕上げをリニューアルして雰囲気よく仕上げています。
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▶四季を感じながら住む。Sさまはそんな " 古き良き趣 " と寄り添った暮らしを選ばれました。夏には昔の日本家屋の良さでもある自然な涼しさを。冬はふすまが暖をとる室内をやさしく包みこみます。
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【和カフェの趣に憧れた築80年以上の古民家リノベーション】
築年数 :80年以上
家族構成:40代ご夫婦
延床面積:2階建て 5LDK 一階40坪 二階25坪
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家づくりに至るまで。Sさまと初めてお会いしたのは総社のモデルハウス見学。ご夫婦での新しい住まいをお考えされはじめた上で建売が良いのか、注文住宅が良いのか…色々悩まれていらっしゃいました。県北出身の奥さまのお好みは、和を感じられる凛とした空気感のあるお住まい。その時見学して頂いたおうちはカリフォルニアスタイルでしたが、ゼストならではの細かいつくり込みへのこだわりに可能性を感じて頂き家づくりのパートナーとしてお選びいただきました。住む場所えらび。当初は注文住宅で和を感じられる家づくりをご検討されており総社市周辺で土地探しからスタート。ご夫婦の職場の中間地点となりながらものどかさのある場所を探していましたが、お会いする機会を重ねるごとに奥さまの古民家暮らしへの想いがつのって行かれているご様子。住み慣れた県北の実家のような家で暮らしたい…その想いを大事にして、ひとまずは注文住宅と古民家リノベーションの二択にてお話を進めていくことに。ただ古民家といっても色々。ご夫婦の暮らしには大きすぎるものや、利便性に明らかに難がある場所など…物件見学を重ねながらSさまと一緒に可能性を追求。良いな、と思える物件があっても下調べをすると雨漏りやシロアリの大きな被害があったり…家づくりを考え始めてから2年近くが経ったころようやく今回の物件に出会うことが出来ました。当初検討していたご予算よりは金額が高い物件でしたが、利便性の良い場所で好みにぴったりということもありすぐに不動産屋さんへ連絡をとり設計の原田と共に現地調査。大きな雨漏りやシロアリ被害もなく、建具などもともとのしつらえもとっても良い状態でしたので思いきって古民家リノベーションへと踏み切る運びとなりました。打合せの日々万を持して家づくり打合せがスタート。テーマは「古いものと新しいものの調和」。優しく見守って下さるご主人と古民家カフェのような雰囲気づくりに憧れている奥さま。そして自宅も和モダンで仕上げている原田は意気投合。ひとつひとつの打合せが愉しく進んでいきました。いよいよ着工。建物が80年以上前ということもありまずは図面起こしから。専門の業者さんと一緒に既存建物の状況を図面に起こしていきます。登記なども正確に残っていない為、こちらは不動産屋さん、銀行さん、司法書士さんと連携をとりながらローン手続きも含めて段取りをしていきました。諸々の下準備が整いようやく解体工事に着手。使う予定のない大きな蔵や五右衛門風呂(!)など…室内、外部共に必要のある部分だけを残しながら工事が進みます。解体工事が完了したら大工さんの木工事、内装、設備仕上げなどが着々と進んでいきます。古い建物なので細かい収まりなどひとつひとつを調整するのに職人さんたちの技術が光る施工が随所に施されています。そうやって約半年ほどをかけてSさまのリノベーションプロジェクトはついに完成しました。