ずっと住んでたみたいな安らぎ感。 家の中の風景すべてが愛おしい
岡山県総社市 Y様邸
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取材・リアンデザイン
家族がリビングに集まる、休日の昼下がり。
書斎で読書を終えたご主人は、お子さんが走り回る様子を眺めながらゆったりソファに座り、一週間の疲れを癒します。
奥さんは、キッチンサイドにあるお気に入りの作業台で大好きな手芸タイム。
リネンのカーテンが風に揺れ、レトロな照明から射す灯りが外光と柔らかく混じり、家の中の風景を優しく照らします。
ナチュラル・アンティークな雑貨をこよなく愛するご夫婦が、手間と時間をかけて大切に作り上げたこだわりの家。
木やタイル、レンガ、アイアン、ファブリック…いろんな素材の風合いが豊かな表情を生み出し、雑貨の個性を引き立てながら全体を優しいトーンで包みます。
目移りするほど可愛いもの、好きなものに囲まれる日常は、まるでお気に入りのカフェで過ごしているような至福感。
時を経ても色あせない、そんな魅力にあふれた愛おしいものたちが、家族の心地よいひと時を演出します。
…ZESTとの出会いのきっかけは何ですか?
5年ほど前、たまたま僕が遠距離恋愛中の奥さんにプレゼントを贈ろうと、ゼストさんのインテリアショップに行ったのがはじまりです。
僕も奥さんもナチュラル系の雑貨が大好きで、デートコースも雑貨屋巡りが定番。
そんな中でもゼストさんのショップは、まさに奥さんの好みにぴったりの世界観でした。
初めてふたり一緒にお店を訪れた時も、奥さんが「可愛い!」って声を上げて喜んでくれて。
それ以来ふたりのお気に入りの場所として、結婚してからもずっと通い続けていたんです。
ある時、住宅の設計・施工も手掛けているという話を聞いて興味がわき、見学会に足を運んでみたのが家づくりの第一歩。
ゼストさんのセンスが反映された素敵な家を見て、夢が膨らみました。
「自分たちの本当に求める家をつくってくれるのは、ここしかない」と迷いなく思いましたね。
…お打合せや家づくりはどんな風に進みましたか?
好みのテイストや暮らし方をイメージしながら、間取りや素材、建具のデザインなど細部に至るまで、徹底的にこだわって決めていきました。
担当の設計士さんとは、初めてお店にうかがった頃からのお付き合い。
気軽に相談できる間柄はもちろん、私たちの好きなテイストをしっかり理解してもらえていたので心強かったですね。
家ってたくさん選ぶものがあるから迷いがちですけど、私たちに合うものを絞りこんだ上で、的確な提案をしてくださるんです。
曖昧なイメージや希望を上手に引き出してくれたり、スケッチや写真、見学会で実物を見せてくれたりと、分かりやすい形で示してくださいました。
決めることがたくさんあって大変でしたが、打ち合わせは毎回とても楽しかったです。
「好き」を共有し合って、心ときめかせながら家づくりができる、そんな感覚でしょうか。
着工までには土地や造成の問題など一筋縄ではいかないことも多々ありましたが、手間暇をかけた分だけ愛着のある家になったと思っています。
…特にこだわった、お気に入りのポイントはありますか?
全部がお気に入り!
どれか選ぶのは正直困っちゃいます(笑)
それこそ、木製のドアや照明、取っ手や蛇口のパーツまで一つひとつ吟味したので、既成のままのものがほとんど無いぐらい、どの部屋も自分たちらしい空間になっています。
例えば、キッチンはすべてオーダーメイドで仕上げました。
コンロ周りには、揺らぎのある透明なガラスフレームや、油がはねても目立たないレンガを採用しています。
背面のカウンターは使いやすいように奥行きを広げて、器などの見せたい小物は上へ飾り、子どもの食器や布小物は引き出しへ。
パントリーも設けて収納をたっぷり確保しました。
横のカウンターは、手芸やクラフトの好きな奥さんのための作業台です。
子どもの様子を見ながら趣味の時間が取れるのはうれしいですね。
見た目にこだわりながらも、生活しやすい機能や動線にも工夫を凝らしています。
…どこを切り取っても絵になる、ナチュラルで可愛い空間ですね。
我が家を彩るのは、ぬくもりのある自然素材やナチュラルアンティークなインテリア、手仕事の生活道具など、さりげなくも味わい深いもの。
ダイニングの椅子は設計士さんにアドバイスをいただきながら、1点ずつ形の異なるアンティーク品でそろえましたが、空間にリズムを生みながらチグハグな印象にならない、絶妙なバランスは、さすがゼストのスタッフさんだと、感心しています。
スイッチパネルも、シャビ―な雰囲気を出すために設計士さんと一緒に白くペイントしました。
手作りの楽しさも体験できて、良い思い出になりました。
…暮らしてみて、どんなところに満足していますか?
木や珪藻土など自然素材の心地よさを実感しています。
おかげで夏でも湿気が少なく快適。
特に、掃除機をかけた後のサラサラした床の足触りがたまらないです!
帰ったら真っ先に靴下を脱ぎたくなるし、休日は子どもと一緒に裸足で遊んでいます。
お盆休みに奥さんの実家へ里帰りするため4日間ほど家をあけたのですが、帰ってきてドアを開けた瞬間にふわっと木の香りが漂い、思わず笑顔になりました。
あ、家に帰ってホッとするってこういうことなんだって感じて、一気に疲れが吹き飛びました。
心地良い空間で好きな物に囲まれて過ごしているので、家にいる時間そのものが癒しになっています。
子どもの成長とともに過ごし方やインテリアの風景も少しずつ変わっていくとは思いますが、家族と一緒に、家も愛着のある空間に育っていくのが楽しみですね。