まるで旅館暮らし。築100年の古民家リノベーションプロジェクト
岡山市S様邸
タイプ別|リノベーション
家づくりに至るまで。
Sさまと初めてお会いしたのは
総社のモデルハウス見学。
ご夫婦での新しい住まいを
お考えされはじめた上で
建売が良いのか、
注文住宅が良いのか…
色々悩まれていらっしゃいました。
県北出身の奥さまの
お好みは、和を感じられる
凛とした空気感のあるお住まい。
その時見学して頂いたおうちは
カリフォルニアスタイルでしたが、
ゼストならではの
細かいつくり込みへのこだわりに
可能性を感じて頂き
家づくりのパートナーとして
お選びいただきました。
住む場所えらび。
当初は注文住宅で
和を感じられる
家づくりをご検討されており
総社市周辺で土地探しからスタート。
ご夫婦の職場の中間地点となりながらも
のどかさのある場所を探していましたが、
お会いする機会を重ねるごとに
奥さまの古民家暮らしへの
想いがつのって行かれているご様子。
住み慣れた
県北の実家のような
家で暮らしたい…
その想いを大事にして、
ひとまずは
注文住宅と古民家リノベーションの
二択にてお話を進めていくことに。
ただ古民家といっても色々。
ご夫婦の暮らしには大きすぎるものや、
利便性に明らかに難がある場所など…
物件見学を重ねながら
Sさまと一緒に可能性を追求。
良いな、と思える物件があっても
下調べをすると雨漏りやシロアリの
大きな被害があったり…
家づくりを考え始めてから
2年近くが経ったころ
ようやく
今回の物件に出会うことが出来ました。
当初検討していたご予算よりは
金額が高い物件でしたが、
利便性の良い場所で
好みにぴったりということもあり
すぐに不動産屋さんへ連絡をとり
設計の原田と共に現地調査。
大きな雨漏りやシロアリ被害もなく、
建具などもともとのしつらえも
とっても良い状態でしたので
思いきって
古民家リノベーションへと
踏み切る運びとなりました。
打合せの日々
万を持して
家づくり打合せがスタート。
テーマは「古いものと新しいものの調和」。
優しく見守って下さるご主人と
古民家カフェのような雰囲気づくりに
憧れている奥さま。
そして自宅も和モダンで仕上げている原田は
意気投合。
ひとつひとつの打合せが愉しく
進んでいきました。
いよいよ着工。
建物が80年以上前ということもあり
まずは図面起こしから。
専門の業者さんと一緒に
既存建物の状況を
図面に起こしていきます。
登記なども正確に残っていない為、
こちらは不動産屋さん、銀行さん、司法書士さんと
連携をとりながらローン手続きも含めて
段取りをしていきました。
諸々の下準備が整い
ようやく解体工事に着手。
使う予定のない大きな蔵や
五右衛門風呂(!)など…
室内、外部共に
必要のある部分だけを残しながら
工事が進みます。
解体工事が完了したら
大工さんの木工事、内装、設備仕上げなどが
着々と進んでいきます。
古い建物なので細かい収まりなど
ひとつひとつを調整するのに
職人さんたちの技術が
光る施工が随所に施されています。
そうやって約半年ほどをかけて
Sさまのリノベーションプロジェクトは
ついに完成しました。