好きなものだけを集めたら 日々の暮らしも彩りの風景に

岡山県倉敷市 N様邸

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取材・リアンデザイン

日本各地で軒並み35℃を超える真夏日となったこの日でも、築3年を迎えたNさんのお宅は、驚くほどすがすがしい空気が溢れていました。

強く照り付ける陽射しに代わって体を包み込むのは、自然素材が受け止める柔らかな陽光と子供たちの無邪気な笑い声。

庭からLDK、小上がりの和室へと子供たちが縦横無尽に駆け回るにぎやかな休日にも、どこかゆったりとした空気が流れるのは、居心地の良いカフェを思わせる統一感のあるインテリアのおかげでしょうか。

室内を見渡すとヴィンテージ調の雑貨やファミリーフォトを収めたアンティークフレーム、フラワーアレンジメントなどがお洒落にディスプレイされ、ご家族が日々の暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきます。

好きなものだけに囲まれた心地よい空間の中で、今日も幸せいっぱいのおうち時間が紡がれています。

 


…木のぬくもりあふれる素敵なお家ですね。

カフェでのんびり過ごす時間が大好きで、自宅も木製のインテリアやおしゃれな雑貨に囲まれた心地よい空間にしたいとずっと思っていました。

床はパイン材、LDKと水回りの壁は珪藻土、キッチンには素焼きのレンガなど、自然素材をふんだんに取り入れることでナチュラルで落ち着きのある雰囲気に仕上がったと思います。

自然素材は見た目の風合いだけでなく、肌触りが良く調湿性に優れているところも大好きで、梅雨のじめじめした時期も家じゅうどこでも快適で、入浴後に洗面やバスルームに湿気がこもることもないのでいいですよね。

仕事と子育てで慌ただしい毎日ですが、子供たちが登校、登園して私がお休みの日は、ひとりでのんびりおうちカフェを楽しんでいます。

お店に出かけなくても、自宅でこんな時間が過ごせるなんて、本当に夢のようです。

 

…家づくりで一番苦労したことはどこですか?

家づくりのイメージが割とはっきりあり、ゼストさんの提案がそれに一つひとつピタリとはまる感じだったので、正直、苦労という苦労はありませんでしたね。

ただ、子供たちをのびのび遊ばせられる広い庭が欲しくて、それを前提に居住スペースを検討したので、二階の部屋数をどうするかはギリギリまで迷いました。

最終的に部屋数ではなくそれぞれの広さを優先し、別にファミリークローゼットも設けたので、三人の子供たちに同時に個室を与えるのは難しいかもしれません。

でも上の子と下の子がちょうど六学年差なので、長男の将来の進路によっては「結局これでちょうどよかった」となるような気もしています。

 

…三年を経て、暮らしに変化はありましたか?

ここに越して間もなく第三子が誕生し、いっそう賑やかになりましたね。慌ただしい生活はまだ当分続きそうですが、水回りの効率的な導線やあちこちに分散して設けられた収納のおかげで、家事負担はむしろ軽くなったんじゃないでしょうか?

おもちゃや文具類も使った場所に片づけられるし、毎日着るものはすべて洗面周辺に収納しているので、一階と二階をバタバタと行き来する必要もありません。

高い気密、断熱性能は防音性も伴うらしく、映画好きの主人の希望で購入したプロジェクターも大活躍。

家族でおうち映画館を楽しむ時間は子供たちにとっても特別なひとときのようです。

 

…ゼストとの家づくりを振り返ってどうでしたか?

とにかく「楽しかった!」の一言です。「こんな風にしたい」と伝えるといつも期待以上の提案を返してくれるので、毎回ワクワクしながら打合せに臨むことが出来ました。

もう一つは暮らし始めてからのサポートの充実ぶりに感激しました。

三人も子供がいると床に傷が出来たり壁が汚れたりといったことは日常茶飯事ですが、相談するとすぐに駆け付けてくれたり、長くキレイを保つ秘訣を教えてくれたり。

経年変化も魅力の自然素材だから、たまの手入れや補修も、手がかかるというよりむしろ「愛着が深まる」感覚のほうが強いんです。

家族の成長とともにこの家がどんな風に育っていくのか、我が家の「家づくり」の楽しみはまだ続いていきそうです。