大内 圭希 自己紹介へ

カリフォルニアハウスの作り方

公開日:2025/07/24(木) 更新日:2025/07/29(火) 家づくりのヒント

岡山で様々なテイストのおうちづくりを手掛けているZEST design/houseです。

 

これまで多くのお客様にご好評いただいているのが、ゼストの「カリフォルニアスタイル」です。

多彩な施工事例から選ばれ続けているこのスタイルは、鮮やかなカラーのラップサイディングに、大きな窓と吹き抜けの開放感、そして木の温もりを大切にしたテイストが特徴。

外観も内装も、心地よく柔らかい雰囲気が広がります。

実際に施工されたお住まいでは、ゆったりとしたカバードポーチや、リビングからウッドデッキへとつながる間取り、薪ストーブのある吹き抜けリビングなど、心癒される空間設計が息づいています。

 

このコラムでは、「ゼストで建てたい」と多くの方に選ばれてきた、柔らかな光と風が行き交うカリフォルニアハウスの魅力を、ナチュラル素材や間取りデザインとともにご紹介します。

 


ゼストがつくるカリフォルニアハウス


 

カリフォルニアハウスは、自然素材を活かし、屋内外がシームレスにつながる設計が特徴で、開放感と快適性を兼ね備えた理想的な住まいを提供します。

 

このスタイルは、アメリカ西海岸の気候やライフスタイルに適応した設計が施されています。

大きな窓や吹き抜けにより自然光を取り入れ、屋根付きのウッドデッキ(カバードポーチ)で屋外と屋内の境界を曖昧にし、開放的な空間を実現しています。

また、無垢材やヴィンテージ風の素材を使用することで、温かみのあるナチュラルな雰囲気を演出しています。

 

例えば、リビングからウッドデッキへと続く大きな開口部を設けることで、室内と屋外が一体となった空間が生まれます。

また、勾配天井や見せ梁を取り入れることで、空間に高さと広がりを持たせ、開放感を高めています。

さらに、カバードポーチを設けることで、雨の日でも屋外での活動が可能となり、ライフスタイルに柔軟性を加えています。

 

カリフォルニアハウスは、自然と調和した開放的な暮らしを実現するための理想的な住宅スタイルです。

そのデザインと機能性は、日々の生活をより豊かにし、心地よい空間を提供します。

 

INDEX

 

はじめに

カリフォルニアスタイルの特徴

カリフォルニアハウスの設計ポイント

カリフォルニアハウスのインテリア設計

カリフォルニアハウスのメリットと注意点

まとめ

 


はじめに:カリフォルニアハウスとは?


 

カリフォルニアハウスは、アメリカ西海岸の開放的でリラックスしたライフスタイルを反映した住宅スタイルです。

自然素材を活かし、屋内外がシームレスにつながる設計が特徴で、近年日本でも注目を集めています。

 


カリフォルニアスタイルの特徴


 

1.外壁と爽やかなカラー

 

カリフォルニアハウスの外観でまず目を引くのが、「ラップサイディング」と呼ばれる横張りの外壁。

これは長く平らな板材を重ねて仕上げる工法で、アメリカ西海岸の伝統的な建築に多く見られます。

光と影のコントラストが美しく、スマートで味わい深い外観をつくり出します。

色は白やライトブルーなど、海や空を連想させるトーンが主流で、晴れやかな陽光の下で真価を発揮します。

 

2.カバードポーチ × 屋根付きアウトドアリビング

玄関前やウッドデッキに屋根を掛けた「カバードポーチ」は、カリフォルニアスタイルの最たる特徴です。

屋内リビングから中間スペースのように繋がり、屋外と内装の境界を緩やかにします。

雨の日でも使えるため、DIYスペースとしても活躍しますし、お子様やペットの遊び場にも最適です。

 

3. 開放的な吹き抜け構造

 

自然光をふんだんに取り込む大きな窓や吹き抜けは、カリフォルニアハウスには欠かせません。

 

床から天井までの窓を設けることで、リビングとポーチ、庭との一体感が生まれ、まるでアウトドアリビングが家の一部のように感じられます。

吹き抜けを取り入れることで光が室内深く届き、山や海辺の雰囲気も楽しめます。

 

4. 天井見せ梁・勾配天井と自然素材の木質空間

 

 

 

室内は無垢の木材をふんだんに使い、温かみのある自然素材空間を演出します。

特に勾配天井や見せ梁を取り入れることで、天井が高く感じられるとともに、ナチュラルなヴィンテージ風の趣が加わります。

加工の少ない木材とレザーやデニムなど素材感のある家具を組み合わせることで、「使い込まれた味わい」を意図的に演出するのが特徴です。

 

5. 色と素材で描く西海岸のライフスタイル

 

インテリアには青・白のマリン配色が多用され、海辺のリゾート感を室内にも取り込む傾向があります。

さらにヴィンテージ感を醸し出すのに、古材やレザーアイテム、サブウェイタイル風のクロスなども取り入れられています。その結果、飽きのこない落ち着きある空間が実現します。

 


カリフォルニアハウスの設計ポイント


 

1. カバードポーチとウッドデッキでつなぐ屋内外のリビング

 

カリフォルニアスタイル住宅の外観において象徴的な設計要素が「カバードポーチ」です。

屋根に覆われた玄関ポーチやウッドデッキは、リビングと外部空間をゆるやかにつなぎ、アウトドアリビングのような開放的な居住空間を生み出します。

天候を問わず利用でき、友人とのバーベキューやガーデンリビングとして活用できる柔軟性も魅力です。

ウッドデッキには天然木だけでなく、耐候性に優れる人工木材も選択肢として活用でき、コストや手間の面でも検討に値します。

 

2. ラップサイディングによる外観デザイン

 

外装の要として欠かせないのが「ラップサイディング」です。

細長い板材を重ね張りにするこの工法により、光と影の陰影が表現される立体感のある外観になります。

特に白やライトブルーなどの爽やかなカラーは、カリフォルニアの風景を彷彿とさせる定番です。

よりコストを抑えたい場合は、横ラインのある一般サイディングでもスタイル感を出せます。

 

3. 勾配天井(スロープ天井)と採光・通風の工夫

 

カリフォルニアハウスには、屋根勾配を活かした勾配天井が多く用いられます。

室内に開放感をもたらし、非日常的な空間体験を演出できます。

さらに、高い位置に設ける「ハイサイドライト(高窓)」によって光を取り込み、暗くなりがちなリビングを明るく保ちつつ、空気の循環にも効果的です。

シーリングファンと組み合わせることで、さらに快適性が高まります。

 

4. 間取り計画と広がりのある空間設計

 

カリフォルニアスタイルでは、間仕切りを少なくし、ワンルーム的な広々としたリビング空間を設ける設計が特徴です。

特に南側にリビングと窓を配置し、そこからウッドデッキへと直結させることで自然光と風を取り込む設計が一般的です。

また、2階建てでもあえて中央部を吹き抜けにして、1階に天井高と視線の抜けを確保することで、建物全体の開放感が増します。

 

5. 趣味・ライフスタイルを反映する動線と設備

 

サーファーやアウトドア志向の暮らしには、サーフボード収納やウエットスーツ干し場、屋外シャワー、土間スペースなど、ライフスタイルに即した導線設計が活かされます。

これにより、海から帰ってきても家の中を汚さずに着替え・シャワーが可能となり、暮らしのストレスが軽減されます。

 

6. インテリア材・カラーと収納設計

 

内装材としては、無垢材やヴィンテージウッドを活用して温かみとナチュラルな質感を演出します。

ヘリンボーン柄の壁や床は、印象的なアクセントとして人気です。

素材や色味によってダークヴィンテージ調にも、ライトで明るい雰囲気にも変化させられます。

また、広い空間を維持するために十分な収納を計画し、余計な家具が空間に散らからないようにすることで、より開放的な住まいを実現できます。

 


カリフォルニアハウスのインテリア設計


 

1. 光を味方に白い壁と開放感

 

カリフォルニアスタイルのインテリアは、天井や壁を白にすることで、自然光を最大限に反射し、室内に明るさと清潔感をもたらします。

白は他の装飾や家具を引き立てるベースにもなり、空間の広がりを感じさせます。

 

2. 自然素材とテクスチャーの重層表現

 

木材、石、セラミック、リネン、ラタンなどの素材を組み合わせ、手触りや見た目に変化を持たせます。

例えば、無垢のフローリングにリネンカーテンやウールラグをかけることで、心地よい温もりと高級感を両立できます。

 

3. カラーアクセントと落ち着きのバランス

 

壁やベースはニュートラルでも、アクセントにはカリフォルニアらしいを想起させるソフトブルーやグリーングレーを小物で導入。

ソファのクッションやアートを活用することで、リラックスした雰囲気を演出します。

 

4. カリフォルニアならではの家具&エレメント選び

 

レザーソファ(キャメルやブラック)や、シーリングファン付き、アイアンと木のミックス素材のコーヒーテーブルなど、海辺の暮らしを連想させる家具選びがポイント。

洗練とヴィンテージ感の混ざった「カリフォルニアカジュアル」スタイルには最適です。

 

5. グリーンと屋内アウトドア感の導入

 

観葉植物やサボテン、ドラセナなどを配置し、室内に小さな緑の世界を創ることで、窓の向こうに広がる景色の連続性を持たせます。

自然と暮らす住まいづくりに欠かせないエレメントです。

 

6. 機能性と収納の両立

 

開放感を重視する一方で、暮らしやすさのためには収納計画も重要です。

ビルトイン棚、フロートキャビネット、段差下収納などを使い、空間をすっきり見せつつ使いやすくします。

 

7. 居心地の良い照明・ライティング

 

ペンダントライトや間接照明、フロアライトなど調光可能な照明を配置し、昼と夜で異なる表情を持つ空間に。

自然素材との調和を図るランプシェードもアクセントになります。

 

8. パーソナルアートと旅や思い出の表現

 

写真、絵、手工芸品やヴィンテージオブジェなど、個人のストーリーが伝わる小物を飾ることで、カリフォルニアらしい気取らない「生活感」と個性を演出します。

 


カリフォルニアハウスのメリットと注意点


 

  1. 明るく広がりのあるリビング空間

 

窓を大きく、吹き抜けや勾配天井を取り入れることで、リビング全体に豊かな自然光を取り込めます。

まるで青空の下で過ごすような開放感とリラックス感が生まれ、家族や友人との時間がより心地良くなります。

 

2. 屋根付きアウトドアリビング(カバードポーチ)の活用

 

雨の日でも使える屋根付きのデッキスペースは、カフェタイムや読書、DIYの場としても便利です。

土間の延長のような感覚で、サーフボードのメンテナンスや、子どもの遊び場としても重宝します。

用途を明確にイメージすれば、毎日の暮らしに豊かな彩りが加わります。

 

3. プライベート感とゆとりを兼ね備えた外構計画

 

前庭やフェンス、室内と繋がる視線の抜けを計画することで、外とのつながりは保ちつつ、外部からの視線をほどよく遮ることが可能です。

ウッドデッキやセンターコートの工夫で、家族だけの特別な空間が生まれます。

 

4. 太陽光パネルとの相性が良い屋根構造

 

大きな屋根形状は、太陽光パネル設置に適しており、発電効率も良好です。

前庭のスペースを確保しやすい設計にすることで、更にパネルの効果も高められます。

将来的なエネルギー自給に向けた家づくりとの相性も抜群です。

 

5. 個性と資産価値のある住まい

 

海や自然を感じる色調・素材の組み合わせは、唯一無二の愛される家を形づくります。

ヴィンテージ感ある外観や内装は、好みに合わせてカスタマイズ可能で、魅力的な住宅資産となります。

 

配慮ポイント:快適性と機能性を高めるために

 

1. 採光と室内の明るさ設計

 

屋根付きポーチがあるとリビングがやや陰ることもありますが、その場合は反対側に高窓や別の採光窓を設けて光を確保できます。

バランス調整次第で、眩しさを抑えつつ明るさも確保できます。

 

2. 断熱と気密性能の強化

 

大開口や吹き抜けがある場合は、性能の高い窓(高断熱・樹脂サッシなど)や吹付け断熱、気密工法の導入がおすすめです。

夏は涼しく、冬は快適に過ごせ、家の快適性を損なうことなくスタイルを活かせます。

 

3. カバードポーチの使い道を具体化

 

ポーチを無駄なく活用するために、「誰が」「いつ」「どのように」使うかを住まい手とともに具体的にイメージします。

日常使いのスペースとして明確に計画すれば、家族のライフスタイルに自然に馴染みます。

 


まとめ:理想のカリフォルニアハウスを実現するために


 

カリフォルニアハウスは、自然と調和した開放的な暮らしを実現するための理想的な住宅スタイルです。

設計や素材選びにこだわり、自分らしい空間を創り上げることで、日々の生活がより豊かになります。

ゼストでは、お客様のライフスタイルやご要望に合わせたカリフォルニアスタイルの住宅をご提案しております。お気軽にご相談ください。

 

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